こんにちは。このブログを書いています。メイ子です。
わたしは３回目の出産の時に卵管結紮術(らんかんけっさつじゅつ)をして避妊をすることを決断しました。
これまでの出産についてはこちら
わたしが卵管結紮という選択をした経験を伝えることでこれからの決断を迷っている人の参考になることを願います。
・卵管結紮術とは
・実際の体験談
・卵管結紮を決意した理由
・術後の変化
同じように卵管結紮を考えている人、不安がある人の参考にしていただければと思います。
あなたの決断の後押しが出来ますように・・・
卵管結紮術とは
卵管を切断し、永久に妊娠しないようにする手術です。
手術の方法は母体保護法という法律によって定められています。
厚生労働省より引用
卵管を縛る、切断するなど方法はいくつかあります。
メリット
・永久的に避妊ができる
・パートナーとの邪魔にならない
卵巣がんが減る可能性がある
MDアンダーソンがんセンター月間OncoLog2月号より
・永久的に避妊ができること
デメリット
・外科手術が必要
・腹部に傷ができる
・元に戻すことが困難
・感染症を予防する効果はない
・元に戻すことが困難だということ
メイ子の場合
わたしは3度目の帝王切開で出産をした時に卵管結紮をしてもらいました。
手術は局所麻酔から全身麻酔に切り替える、開腹術でした。
出産後、赤ちゃんと対面したら全身麻酔に切り替わり卵管結紮と縫合が行われました。
手術の費用は
総合病院で帝王切開出産の後に卵管結紮術を受けました。
卵管結紮にかかった費用 約４万円
出産にかかった費用 約２０万円
過去の出産費用を個人医院と総合病院を比較すると総合病院の方が費用を抑えることができました。
総合病院の方が手術中の安心感も違いました。
手術の内容
術後、執刀医の先生に処置を聞きました。
卵管結紮は無事終わりました。
手術は卵管を一部切除する方法にしました。
(せ、切除！？)
縛る方法だと思っていましたが切除したのですね。
縛る方法だとまれに卵管を通って妊娠してしまうことがあるという報告があるので切除する処置をしました。
卵管結紮術にはいくつかの方法があります。
・切除し縛る
・電気メスでふさぐ
・プラスチック製のバンドでふさぐ
・クリップでふさぐ
私の場合、医師は確実に避妊がされるであろう切除して縛る手術をしてくれました。
術後のカラダ
帝王切開で子どもを産んでからそのまま全身麻酔に切り替わり卵管結紮の手術をしました。
術中は全身麻酔になったので意識はありませんでした。
気がついたら手術は終了していました。
お腹には以前のように帝王切開後の傷あとが出来ただけでした。
傷あとは前回よりも若干長くなったかなと感じました。
前回、出産後の傷あとが広がってしまったので術後すぐ傷あとには「アトファイン」を使用しました。
執刀医の先生に疑問や質問をして不安もなく手術後も何も異状なく経過しました。
卵管結紮を決意した理由
わたしが卵管結紮を決意した理由は３つです。
子宮破裂のリスクが高まっているから
上の子２人を帝王切開で出産しました。
２人目出産時に「子宮から透けて赤ちゃんの頭が見えるね」という医師の会話を聞きました。
※帝王切開は局所麻酔だったので意識はあります
医師の会話を聞いて子宮破裂のリスクは上がっていることを知りました。
3度目の帝王切開で十分子宮破裂のリスクは高く、次の妊娠は更にリスクが高いことを知ったからです。
医師からは「今回避妊をしない選択をしたとしても４回目の出産時には避妊を勧めます」と言われました。
帝王切開時に手術が出来ることで費用が抑えられるから
3人目妊娠時に〈卵管結紮術〉という避妊方法を知りました。
帝王切開で開腹した際に卵管結紮が出来るという話がありました。
詳しく聞いたところ、出産と同時に避妊手術を行う事でメリットがありました。
・費用が安く手術が出来る
→帝王切開と同時に手術をするので麻酔代などが重複してかからない
・傷口への負担が少ない
→出産後に避妊手術を行う事で傷口への負担が少ない
主人とわたしの意思の一致
大きく決断した理由は夫婦での意見の一致です。
「リスクを取ってまで子供はもういいだろう」という意見になりました。
望めば４人目の出産も可能です。
ですが、「死のリスクを取ってまで子供はいらない」と主人が言ってくれました。
妊娠をして堕胎・出産をして子宮破裂などのリスクを回避するために
卵管結紮を受けることを決断しました。
卵管結紮への不安を解決します
わたしは卵管結紮について不安がたくさんありました。
なので医師にたくさん質問をしました。
わたしが質問をして分かったことをお伝えしようと思います。
※あくまでもわたしの質問であるので皆さんに該当するとは限りません
Q：卵管結紮をしてホルモンバランスが崩れることはないの？
ありません。ホルモンが出るのは卵巣で、今回切ったのは卵子が通る卵管だからホルモンバランスには何も影響はないですよ(^^)
卵管結紮をすることでホルモンバランスが崩れることはないことがわかりました。
なので生理も今まで通りあります。
Q：妊娠する確率はゼロなの？
妊娠する確率は無いのか。
ほぼありません。卵管を切り取る手術をしたので妊娠することはほぼありません。
過去に、切った卵管がつながった事例もあります。今回そうならないように切除し縛る方法の処置をしましたよ(^^)
卵管を縛るだけの処置の場合、縛った卵管の隙間を通って妊娠したということもあるそうです。
避妊効果はほぼ永久的であることが分かりました
Q：排出された卵子はどうなるの
月一排出される卵子はどうなってしまうのか
卵巣から出た卵子は卵管が切除されたところまでしか進むことはできません。
卵子は体内に吸収されることになりますよ。
手術を受けて思うこと
わたしが卵管結紮をして思うこと
・特に感じない
・帝王切開の出産をして、腹部に傷が出来たという感覚
→強いて言えば傷が若干大きくなったかな？
・前向きに捉えている
→「妊娠しない」ということに悲観的な気持ちはない
なぜなら、妊娠して子宮破裂、堕胎しなければいけないという悪い結末を未然に防ぐことが出来ていると思うから。
さいごに
卵管結紮とは永久的避妊をする手術です。
１度手術をしてしまうと元に戻すことは不可能です。
パートナーともしっかりと話し合い決断をしてください。
避妊手術をすることが悪いことではないとわたしは思います。
自分のカラダを守るための決断だとわたしは思っています。
決断する際にはしっかりと意思を持ち決断することが大切です。
P.Ｓ.
卵管結紮術を受けたとしても避妊具の着用は大切です。
感染症を防ぐことはできません。
あなたのカラダはあなただけのものです。
大切にしてください。
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