男性の避妊方法として有名なパイプカット。別名「精管結紮術(せいかんけっさつじゅつ)」と言います。
女性にも同じような避妊方法があることを知っていますか?それは、卵管結紮(らんかんけっさつ)
今回は女性版パイプカット『卵管結紮』をしたわたしの体験とメリット・デメリットについて話したいと思います。
今回の記事でわかること
卵管結紮のメリット・デメリット
体験した手術方法・費用
はじめに
卵管結紮とはどのようなモノなのか。
卵管を切断し、永久に妊娠しないようにする手術です。
手術の方法は母体保護法という法律によって定められています。
厚生労働省より引用
卵管を縛る、切断するなど方法はいくつかあります。
卵管結紮のメリット・デメリット
卵管結紮のメリット・デメリットはどうなのでしょうか。
卵管結紮のメリット
・永久的に避妊ができる
・パートナーとの邪魔にならない
・卵巣がんの確立が減る可能性がある(MDアンダーソンがんセンター月間OncoLog2月号より)
卵管結紮術における最大のメリットは永久的に避妊ができることです
卵管結紮のデメリット
・元に戻すことが困難
・外科手術が必要
・腹部に傷ができる
・感染症を予防する効果はない
卵管結紮術における最大のデメリットは元に戻すことが困難だということです。
体験した手術方法・費用
ここからは実際に卵管結紮を行ったわたしの体験をもとにお伝えします。
体験した手術方法
体験した手術
・出産後に卵管結紮術
・卵管結紮術は卵管を切除する方法
・開腹術後お腹には約11cmの傷跡
わたしは帝王切開の出産後に卵管結紮術をしました。
卵管結紮を決断した理由はこちら
手術の内容は両側にある卵管の管を切除するという方法でした。
手術は開腹術で行われました。
なので、お腹には約11㎝の傷が出来ます。
術後すぐの傷跡のケアにはアトファインを使用しました。
手術費用
体験した手術費用
・約4万円(出産費用20万円に麻酔等が含まれている)
今回は出産に合わせて卵管結紮術をしたので全身麻酔費用や入院費が出産と合算されているので細かい数字では分かりませんがおおよそ4万円で卵管結紮手術を受けることが出来ました。
術後の経過
術後は後陣痛の痛みもあって傷跡の痛みなのか後陣痛の痛みなのかわかりませんが数日間はお腹の痛みを感じました。
自覚症状としては特に何も感じませんでした。
産後10カ月には生理が再開(母乳育児だったので遅いスタート)しましたが今までと何も変わりなく生理も終わりました。
卵管結紮術を決断する際に知ってほしいこと
『卵管結紮術』は永久的に避妊が出来る方法ですが、元に戻すことが困難な手術です。
妊娠したいと思った時には体外受精、人口受精の方法がとられます。
避妊はコンドームやピルでもすることが出来るのでパートナーと相談して後悔のない決断をしてほしと思います。
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