出産を前にすると「楽しみ」「嬉しい」思いと同時に「怖い」「不安」な気持ちに襲われてしまいますよね。
そんなあなたに知っていただきたい出産時の呼吸法があります。
それが『ソフロロジー式呼吸法』
出産は赤ちゃんとお母さんの初めての共同作業です。
出産のときの呼吸は赤ちゃんにもお母さんにもとても大切です。
わたしは2回の出産を経験して、ソフロロジー式呼吸法で出産して気持ちの部分で大きく助けられたことがあります。
有名なのはラマーズ法ですが、今回ソフロロジー法について知っていただけたらいいなと思います。
・ソフロロジー式呼吸法とは
・ソフロロジー式のメリット・考え
・ソフロロジー式呼吸法の練習
・実際の出産時の体験
ソフロロジー式呼吸法とは
ソフロロジー式呼吸法とはどのような呼吸法なのでしょうか。
陣痛や出産のときの「怖い」、「痛い」というマイナスの考え
↓
リラックスした呼吸(ソフロロジー式呼吸)を通して
「赤ちゃんに会える」「一緒に頑張ろう」とプラスに考えリラックスして出産をする分娩方法
ソフロロジーの語源
ソフロロジー法の語源
Sos(調和・安定・平和)
Phren(精神・意識・霊魂)
Logos(研究・学問・論議)
の3つを合わせた造語です。
ソフロロジー式呼吸法の分娩
ソフロロジー式呼吸法の分娩は、陣痛や出産のときの「怖い」、「痛い」というマイナスの考えを「赤ちゃんに会える」、「一緒に頑張ろう」と前向きに考えリラックスして出産をする分娩方法です。
イメージトレーニングにより心身をリラックスさせて「陣痛の痛みを赤ちゃんが生まれるのに必要なエネルギー」としてとらえて妊婦さん自身の意識を変えることで出産を楽にします。
出産時のながれ
陣痛が始まったら
・楽な姿勢になり、鼻からゆっくりとお腹や胸が膨らむくらい息を吸い、できるだけゆっくりと息を吐きだします。〈完全呼吸法〉
↓
陣痛が強くなったら
・陣痛の痛みを逃すために、鼻から息を吸い込み、ろうそくの火を消さないようなイメージで細く息を吐きだします。
↓
生まれそうになったら
・いきむのではなく、吐き出す息で赤ちゃんを外に押し出すイメージで腹圧をかけていきます。
ソフロロジー式のメリット
ソフロロジー式呼吸分娩には次のようなメリットがあります。
①リラックスした気持ちで出産を受け止めることが出来る
②赤ちゃんに優しい
③赤ちゃんとの絆を感じることが出来る
④体力の消費が少ない
得られるメリットには個人差がありますが、ソフロロジー式呼吸法を知っていると痛みや恐怖を前向きにとらえることが出来ます。
出産・陣痛をプラスのエネルギーにしましょう。
「赤ちゃんとはじめての共同作業」
「陣痛の痛みは赤ちゃんが生まれるために必要なエネルギー」
と前向きにとらえるイメージトレーニングをすることで出産に対する不安を減らすことが出来ます。
陣痛時の赤ちゃんを思って呼吸をしよう
以前、産科の先生に出産のときの赤ちゃんとお母さんの状態について話をされたことがあります。
この時の話がわたしの中では出産の痛みや恐怖を前向きにとらえるきっかけになったので紹介したいと思います。
お母さんと赤ちゃんの様子
〈陣痛の時〉
お母さん→収縮する子宮に痛みを感じています。
赤ちゃん→収縮する子宮の中で全身に痛みを感じています。
この時、赤ちゃんは酸素を必要としています。それと同時に強いストレスを感じています。
痛みを感じているのはお母さんだけじゃありません。
お腹の中の赤ちゃんも全身に痛みを感じながら一生懸命に生まれようとしています。
肺呼吸が出来ない赤ちゃんにとっては出産のときの呼吸がとても大切なのです。
出産は赤ちゃんとお母さんのはじめての共同作業です。一緒に乗り越えるためにも赤ちゃんに思いを寄せて出産を前向きにとらえてみてください。
ソフロロジー式呼吸法を練習してみよう
どのような呼吸をすればいいのか、どこで練習ができるのかを紹介します。
鼻からゆっくり息を吸い、薄く口を開けゆっくりと長く息を吐きだす腹式呼吸が基本になります。
ろうそくの火を「ふーっ」と長くゆっくり吐いた息で消すイメージです。
陣痛の際にもいきまずリラックスして赤ちゃんにたくさんの酸素が届くように意識をして呼吸をします。
家で練習 ケース1 トイレ編
1番練習しやすく、ソフロロジーの呼吸を意識しやすいのはトイレ排泄の時です。
いきむときに力ずくで力むのではなく、鼻から深く息を吸って口から息を吐き出しお腹に力を入れることを意識することでソフロロジーの練習ができます。腹式呼吸を意識して練習をするといいです。
リラックス効果も高まると同時にインナーマッスルも鍛えることが出来るので一石二鳥です。
家で練習 ケース2 就寝前のリラックスタイム編
寝る前の時間にゆっくりとした気持ちで過ごして呼吸法を意識することも効果的です。
たっぷりと息を吸い、ゆっくり静かに吐くことで副交感神経が優位になります。腹式で呼吸することで副交感神経が活発に働くため、気分が落ち着き、リラックス効果が得られます。
就寝前に赤ちゃんの胎動を感じながら練習をするといいですね。
就寝前に呼吸法でリラックスと同時にアロマキャンドルの灯りと香りも加えてみてはいかがでしょうか。
リラックスできる空間で赤ちゃんに気持ちを寄せ、ソフロロジーの呼吸法を練習してみましょう。出産へ向けて前向きな気持ちを向けることで赤ちゃんもリラックスすることが出来るはずです。
34w以降に行う胎動カウントの際にもリラックスできる空間で行うといいですね。
わたしの出産時の体験
わたしは1人目出産時ソフロロジー式呼吸法なしの出産をしました。
緊急帝王切開になり恐怖心の塊で呼吸は乱れリラックスとはかけ離れた出産をしてしまいました。
2人目出産時ソフロロジー式呼吸法を練習し深い呼吸を意識できるようになり1人目出産時よりは落ち着いた心境で出産をすることが出来ました。
3人目出産時は「赤ちゃん、一緒に頑張ろうね」と赤ちゃんのこともしっかりと考えれるようになり深い呼吸ができると同時に赤ちゃんとの一体感を感じて落ち着いた気持ちで出産をすることが出来ました。
ソフロロジー式呼吸法の凄さを3人目の出産でやっと感じることが出来ました。
呼吸法と同時に赤ちゃんのことを思う気持ちが大切なのだと感じました。
ソフロロジー式呼吸法 まとめ
出産のときの「怖い」「痛い」というマイナスの考えを「赤ちゃんに会える」「一緒に頑張ろう」と前向きに考えリラックスして出産をする分娩方法です。
妊娠中からイメージトレーニングにより心身をリラックスさせて「陣痛の痛みを赤ちゃんが生まれるのに必要なエネルギー」としてとらえて妊婦さん自身の意識を変えることで出産を楽にします。
赤ちゃんとお母さんのはじめての共同作業です。
出産はお母さんと一緒に赤ちゃんも痛みを感じています。
肺呼吸が出来ない赤ちゃんにとっては出産のときのお母さんの呼吸がとても大切です。
一緒に乗り越えるためにも赤ちゃんに思いを寄せて出産を前向きにとらえれるように日々の生活の中でイメージトレーニングをして出産の日を迎えることが出来ますように。
最後までご覧いただきありがとうございます。
にほんブログ村↑応援クリックよろしくお願いします♪
コメント