世界には1日生きることが出来ない子が90万人います。
5歳まで生きることが出来ない子が810万人/年
6か月間母乳育児をすることが出来れば83万人/年 の命が救えます。
赤ちゃんにやさしい病院 | ユニセフについて | 日本ユニセフ協会 (unicef.or.jp)
みなさんは母乳が持っている偉大な力を知っていますか?
この機会に是非母乳育児の凄さ、すばらしさを知っていただきたいと思います。
母乳権について
母乳権(ぼにゅうけん)という言葉を知っていますか?
国立岡山病院名誉委員長故山内逸郎先生は、1989年国連での子ども権利条約の採択を受けて、赤ちゃんを母乳で保育することは、新生児・乳児にとって基本的な権利であるとして、新たに母乳権という概念を提唱されました。
”母乳を飲む権利”と”母乳を飲ませる権利”のことです。
母乳育児
母乳育児では赤ちゃんが欲しいときに欲しいだけおっぱいをあげます。
赤ちゃんはおっぱいを通して五感でお母さんを感じて満足することが出来ます。
お母さんも必死に母乳を飲む赤ちゃんの姿を見て感じて癒しを得ることが出来ます。
よく「抱き癖がつく」と聞きますが、わたしの通った産院では「抱き癖がつくことはありません。いっぱい赤ちゃんを抱っこしてあげてください。」といわれました。
抱っこをして目を見て赤ちゃんにおっぱいを飲ませてあげることは赤ちゃんもお母さんも絆が深まるきっかけになります。
ある書籍では母乳育児は子育ての原点であると書いてありました。
乳児期の大切な育児の三原則
1 しっかり抱いて
2 語りかけて
3 おっぱいをのませる
新母乳育児なんでもQ&Aより
乳児期だけで子育てが決まるわけではないですが、これから先の子育てをしていくうえでお互いに気持ちを通じあうきっかけになるとわたしは思っています。
母乳育児のメリット
母乳には赤ちゃんに必要な成分がバランスよく含まれています。
母乳育児にはお母さんにも赤ちゃんにも多くのメリットがあります。
赤ちゃんのメリット
対人関係・信頼関係の基礎が育つ
赤ちゃんは1人では何もできません。泣いてお母さんに欲求を伝え、それに応えてもらうことで赤ちゃんはお母さんを信頼し、基礎的な信頼関係を築いていきます。
はじめはうまくいかなくても、赤ちゃんをしっかり抱っこして、触れ合うことで信頼関係を築いていきましょう。
感染症予防
母乳はお母さんのリンパ腺からできます。
特に初乳には赤ちゃんを細菌やウイルス・アレルギーから守る免疫がたくさん含まれています。
例えば、お母さんが風邪などの病気になったときには病気と戦う力を持った細菌を母乳を通して赤ちゃんにあげることが出来ます。
なので赤ちゃんは病気に負けない強い力を手に入れることが出来ると言われています。
病気発症リスク減
乳児突然死症候群・糖尿病・肥満・高コレステロール血症や成人病などのリスクを下げる効果があると言われています。
IQが高くなる
赤ちゃんはあごの力を使って母乳を飲みます。
しっかり飲む力は脳の発達も促します。
お母さんのメリット
ダイエット効果
お母さんの体は栄養を効率よく取り込み母乳を作ろうとします。
なので、代謝が高くなりダイエット効果が期待できます。
母性が育つ
おっぱいを飲ませることで脳下垂体からプロラクチンが分泌されおっぱいをつくり、「母性」を育てます。幸福ホルモン(オキシトシン)も分泌されます。
体の回復
おっぱいを赤ちゃんが吸うことで幸福ホルモン(オキシトシン)が分泌されます。
オキシトシンが子宮の戻りをよくします。
乳がん・卵巣がんのリスクも減らすことが出来ます。
社会的メリット
経済的
母体から細菌と戦う力をもらえるので病気になりにくいので病院代がかからない=医療費が減る
ミルクや哺乳瓶代がかかりません。
環境にやさしい
ミルクだとミルク缶や哺乳瓶などが必要になりますが、母乳だとお母さんの体一つで赤ちゃんに栄養のあるミルクを与えることが出来ます。
災害時にはミルクや哺乳瓶の確保が難しかったりしますが、母乳育児であれば場所を問わず赤ちゃんに栄養のあるミルクを飲ませてあげることが出来ます。
母乳育児をしてみて
わたしは2人の子供を母乳育児で育てました。
産院が母乳育児を推奨していたことが母乳育児をした一番のきっかけですが、実際に母乳育児をしてデメリットもありましたが、多くのメリットを感じました。
デメリットに感じたこと
①脂質の多い食事ばかりだと乳腺が詰まる(笑)
②わたし以外がおっぱいをあげれない
③ミルクよりは頻回に授乳が必要
わたしが感じたメリット
①赤ちゃんと授乳の度にコミュニケーションが多く取れる
→おっぱいを飲む姿に癒される。母性も刺激される⇔おっぱいがでる
②経済的である
→ミルク代がかからない。
③出かけた先でも赤ちゃんにすぐ母乳をあげることが出来る
→授乳のできる服装やケープなどは必要ですが適温のおっぱいをすぐにあげることが出来る
④食べ物を食べすぎたかな?と思っても激太りしない
→太らないとまでは言えないですが、食べ物がおっぱいに影響するので食べるものを考えるようになり結果的にヘルシーな食事を意識するようになる。
③のメリットは個人的には大きいです。
出先でミルクを作ろうと思うと荷物もたくさん必要ですよね。そんな時に体一つで適温のミルクをすぐに飲ませてあげれるので赤ちゃんもお母さんも満足です。
最近はおしゃれな授乳ケープがたくさんあるのでいいですよね。
マザーバックに授乳ケープを入れて楽しくお出かけが出来ますように。
大変なことも多い母乳育児ではありますが、お母さんも健康、赤ちゃんも健康を意識できる母乳育児はおすすめです。
おっぱいが詰まりそうになった!そんな時におすすめの解決方法も体験談を含めて書いています。
今回、3人目の出産・子育てを控えているわたしですが、母乳育児をしていこうと思っています。
おっぱいは偉大だー!!
母乳育児に興味を持っていただけたら嬉しいです。
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